雑菌がたまりやすいまな板の正しいお手入れの仕方

雑菌がたまりやすいまな板の正しいお手入れの仕方

まな板は、料理にはかかせませんが、その上で野菜や肉を切るので、雑菌だらけのまな板を使っていると、食中毒のリスクさえあります。だからこそ、まな板は正しくお手入れをしていかなければなりません。

雑菌だらけのまな板は怖い

まな板は、ざっと水道水で洗ったとしても、肉や野菜など生の食材を調理するところなので、どうしても雑菌が付着してしまうものです。
しっかりと手入れをすれば良いのですが、肉を切ったにも関わらず、水でさっと流すだけというようなことをするのは危険です。

 

特に夏は、まな板を清潔に保っておかないと、すぐに雑菌が繁殖してしまいます。

食器用洗剤でこまめに

少し使っただけだからといって、軽く水で流すだけにする人もいると思いますが、使用した時間に限らず、使ったのであれば、使い終わった後に必ず食器用洗剤でキレイにする習慣をつけたほうが良いでしょう。

 

特に、肉や魚を切ると、まな板に雑菌が付着する可能性が高く、肉や魚などは、できれば使うたびに洗剤でキレイにしたほうが良いかもしれません。

 

まな板に傷があると、そこに雑菌が入り込んでしまうので、軽く水を流したぐらいでは落ちないのです。
傷があるまな板は特に要注意です。

まな板にいきなりお湯はNG?

お湯だったら、水よりも汚れが落ちやすいということで、まな板のお湯をかける人がいますが、肉や魚、卵などは蛋白質です。

 

これらの蛋白質は、お湯に触れて固まってしまうので、逆に汚れが落ちにくくなる可能性があります。

 

いきなりお湯をかけると、まな板で蛋白質が凝固してしまい、落ちにくくなってしまうので、まずは最初に水洗いをして蛋白質を洗い流してから、お湯洗いをするべきです。

しっかりとまな板を殺菌したい

まな板は、週に一度はしっかりと汚れを落として殺菌をしておきたいものです。

 

しっかりと殺菌するには、漂白剤に浸すようにすると良いでしょう。

 

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洗い桶のような大きな容器に水で薄めた漂白剤を入れておき、大きめの布巾をまな板にかけて、容器に入れておきます。

 

まな板全体が容器に入らなくても、まな板を斜めにすれば、布巾に漂白剤が浸透していき、まな板全体が漂白殺菌されます。

まな板を使う前のちょっとした工夫

まな板、特に木製のまな板では、いきなり使い始めるのではなく、使う前に最初に水をかけて濡らし、乾いた布巾で水気を拭き取ってから使うと良いでしょう。
なぜならば、最初に水をかけることで木の表面に水のまくができて、食材の臭いがつきにくくなるからです。
さらに、樹脂製の抗菌まな板の場合は、水に濡れると銀イオンなどが発生するので、雑菌の発生を抑えるようになっているのです。