付加価値のあるサイトのテーマ

付加価値のあるサイトのテーマ

サイトのテーマはサイト作成の上で一番最初に考えなければいけない問題であり、最大の問題といってもいいでしょう。人それぞれ得意不得意があり、どういったことをテーマにしてサイトを作るかは重要なことです。

付加価値のあるサイトのテーマを考える

いざサイト(Webページ)を作成しようとした時にまず考えるのが、何についてのサイトを作ろうかということになります。

 

サイトの理想は、

  • 〇〇のことなら、あそこのサイトね!
  • あそこのサイトなら、〇〇のことについてわかりやすく載っているだろう
  • 〇〇のこと調べるなら、まずはとりあえずあのサイトかしら

こう思われる付加価値のあるオリジナルサイトです。

 

こういった付加価値のあるオリジナルサイトを作成するには、作成する側にある程度の知識や経験がないと難しいでしょう。
例えば、法律の勉強も全くしてこなかった人が、いきなり法律関係のことをテーマにするとすると、大変なことだとわかるでしょう。

知識や経験がない分野でのサイトづくりは大変

もちろん、知識や経験がない分野のサイトは作らないほうがいいと言っているのではなく、他に自分の強みが活かせる分野、自分が一般の人よりも知識や経験があると思っているテーマを選んだほうがやりやすいということです。

 

もし、知識や経験がない分野のことをテーマにしようとすると、まずは一般人と同じ知識・経験レベルからはじめ勉強していかなければなりません。
いきなり専門書なんて読んでもチンプンカンプンなので、まずは入門書を読んで概略をつかみ、それから専門書を読んで、関係する分野とのつながりも考えてということをやらねくてはなりません。

 

網羅性でサイトの付加価値をつけるならば自分の得意分野で

サイト作成1

サイトの付加価値を考える前に、まずそのサイトのコンテンツが正確な内容であるということが大前提です。

 

例えば健康関連のサイトでは、専門家でもない人が、アフィリエイト・広告のためにいろいろなサイトから適当に情報をつまみ食いしてサイトを立ち上げたりしています。
それでも自分できちんと調べている人はまだいい方で、中には記事を学生や主婦にお願いして、ろくにチェックもせずにそのままサイトに載せていた結果、健康サイトであるにもかかわらず、肩の痛みや肩こりなどは、例えば動物霊などがエネルギーを搾取するために憑いた場合など、霊的なトラブルを抱えた方に起こりやすいようです」という科学的に全く根拠もないデタラメをノーチェックのまま平気でネットにあげていた企業もあるほどです。

 

付加価値を考える大前提として、まずサイトコンテンツの信憑性・エビデンスというものがあることは当然のことです。
こうしたことを考えても、やはり

 

付加価値のあるオリジナルなサイトの条件に、『網羅性』があります。
もちろん専門書をそのままパクるなんていうことは論外ですし、その分野、関連する周辺分野についても、豊富な知識がないと、網羅性があるサイトを作るのは難しいでしょう。
しっかり勉強すれば別ですが、自分が専門でもない分野でろくに理解していないことを簡潔に表現できるとも思えません。
そんな状態であれば、当然『独自性』があり付加価値のあるサイトは作れないでしょう。

 

要するに、相当しっかりと勉強しなければ難しく、少なくともその分野に出てくる専門用語について、聞いたこともなくチンプンカンプンで、調べて説明を読んでも、全体的な流れすらあまり見えてこないというのであれば、まだその分野をテーマにするだけの下準備ができていないということでしょう。

網羅性ではなく簡潔性を狙う方法がある

しかし、考え方を変えれば、自分の専門分野や得意とする分野でなくても、付加価値のあるオリジナルサイトは作ることができます。
なぜならば、この世の中にはいろいろな人がいるからです。

 

例えば、数学の先生だって、生まれたときから方程式が解けたわけではありませんし、小学生で微積分を理解していたわけじゃないからです。

 

優秀な家庭教師というのは、自分が持っている知識をそのまま伝え覚えさせるのではなく、わからない問題をどう簡単に理解させ、わからせて応用できるようにしてあげられるかだと思うのです。


数学者の人も、もちろん天才的な人はいるかもしれませんが、やはりそこまで行きつく間には、小学生の算数レベルの問題を理解し、次のステップとして中学生の数学を理解し、高校レベルでの数学を学び、大学での数学科のような問題に取り組むといった具合に、ステップアップしていっているはずです。

 

数学に関する問題でも、小学生が必要とする知識レベルや理解レベル、中学生が必要とする知識レベルや理解レベル、高校生が必要とする知識レベルや理解レベル、理系数学科の大学生が必要とする知識レベルや理解レベルは違ってきます。

 

その範囲のことを全て網羅しているからといって、中学生の数学に関して理系大学生レベルのところまで深く掘り下げて説明してもダメなわけです。


落ちこぼれた生徒が、何人もの生徒を有名大学に合格させているような家庭教師よりも、昔ヤンキーでどちらかというと落ちこぼれだったという家庭教師に習ったほうが成績が伸びたという話はよく聞く話です。
これなどは、落ちこぼれだからこそ、落ちこぼれている人のレベルがわかり、どんなところでつまづいて理解できなくなっているんだろうということがわかるという点があります。

 

ある人たちにとっては当たり前の知識でも、別の人にとってはすごく難しいことであったり、新鮮なことであったりするものです。
同じ本でも、初心者が読む本、中級者が読む本、上級者が読む本は違ってきます。
あるレベルの人に合わせて、わかりやすくかみ砕いて説明するというのも、一つの付加価値の考え方であり、オリジナリティにつながります。

大切なのは、専門家の視点ではなくサイトを見る側の視点

専門家や学者であれば別ですが、一般に膝が痛いという人は、つらい痛みをどうにかしたいのです。
つらい膝の痛みに関連して、どういった医療機関に行けばいいのか、どんな治療法があるのか、処方されている薬には副作用があるのかといったことが知りたいのであって、変形性膝関節症の細かな定義を知りたいわけでも、海外の研究論文を知りたいわけでもありません。

 

とうことは、膝の痛みと変形性関節症を結び付けて、それに対して医療機関を紹介したり、治療法を説明したり、処方される薬の懸念される副作用について説明したり、膝の痛みを軽減するストレッチ体操を紹介したりというように、膝の痛みから派生する悩みを解決するという視点で、いろいろと問題となってくることを網羅していきます。

 

いかに多くの問題や疑問を網羅できるか、独自の視点で項目を網羅できるかという点がオリジナリティを出すカギになってきます。


もっとも、変形性膝関節症のようによく知られた病気ですと、いろいろなサイトがあり、こういった項目がかなり網羅されているサイトも結構あります。
いかに関連した多くのことを網羅できるかというのもサイトの差別化としては有効です。

 

しかし、専門家が作ったサイトが既にいくつもあれば、それだけでは差別化は難しく、他のサイトに埋もれてしまいます。
そこで、治療体験談を入れたり、膝の痛みを軽減する体操を動画付きで入れてみたり、悩みをQ&Aの会話方式にしたり、漫画として表現することで読みやすくするというった工夫で差別化・オリジナリティを出すという方法もあります。