電気代節約の裏技集

電気代節約の裏技集

電気代は節約したいところですが、必要なものまで削ってしまうのは本末転倒です。
電気代節約には、いろいろな視点がありますが、どのような節約術が効果的なのでしょうか。

新電力会社への乗り換えはどうなのか

2016年、電気の小売業への参入が自由化され、今では大手10社以外の新電力会社と契約することもできます。
電気の小売業への参入自由化により、電力会社やプランを選べるようになっていて、2023年4月の時点では、700以上もの事業者が新電力会社が登録されています。

 

『エネチェンジ』『価格.com』といった電気料金比較サイトで、郵便番号や家族構成、電力使用量などを入力すると、おすすめの電力会社をオススメしてくれ、さらに電気料金もシュミレートしてくれるので、選ぶ際の参考になります。

 

しかし、円安で電気代が高騰している昨今では、新電力への切り替えはオススメできないのが現状です。
その理由は、燃料調整額の上昇のリスクです。

 


最近の電気代高騰の原因は、円安などによる天然ガスなどの燃料価格の高騰にあるため、2カ月前までの直近3カ月間の燃料価格によって、燃料費調整額が決まり、電気料金が変動してしまいます。
大手10社の場合、火力燃料の調達価格の変動に応じて、毎月自動的に電気料金を調整するのが燃料調整制度ですが、その調整額は、国が上限値を定めていて、一定の額以上には値上がりしないようになっています。

 

一方、新電力会社では、燃料調整額の上限値がないため、料金がどんどん高くなっていく可能性もあります。

 

さらには、倒産や電力業界からの撤退によって、大手電力会社にはないリスクを背負う可能性もあります。

家電の使い方を工夫して賢く節約

電気代を節約する方法として、家電の使い方を見直す方法があります。

冷蔵庫

冷蔵庫は、ドアの解放時間を短縮することで、電気代を大きく節約できます。
開閉時間を減らすためにも、冷蔵庫の中は、置き場所を決めて整理しておくと良いでしょう。
また、冷蔵庫の周りにいろいろと物を置いている人もいると思いますが、そうすると冷蔵庫は放熱しにくくなり、電気代が余計にかかってしまいます。
季節に応じて、冷蔵庫の温度設定を変えるのも賢い方法で、冬場の冷蔵庫の温度設定を「弱」にするなど工夫の余地があります。
冷凍庫については、つねに一杯にしておくほうが電気代はかかりません。

 

掃除機

掃除機は、掃除機をかけやすいように導線を整理しておくことで、掃除機をかける時間を短縮することができます。
また大きなゴミやホコリは、掃除機をかける前にあらかじめ手で拾っておくのも良いかもしれません。

 

エアコン等

エアコンは、フィルターを掃除して綺麗な状態にすることで、電気代の節約につながります。
またエアコンの室外機は、日陰に置いた方が電気代の節約になるので、室外機に直射日光が当たらないようにするなどの工夫をすると良いでしょう。
エアコンの電気代節約の1つの方法として、エアコンの対面にサーキュレーターを置いて、部屋の空気の流れを作ります。こうすることで冷たい空気が、効率よく部屋を循環してくれるので、エアコンの電気代を節約することができます。

 

ドライヤー

ドライヤは、乾いたタオルの上からかけると、早く乾き、髪も傷みづらくなるのでオススメです。

 

照明関連

照明関連は、自分が使っていない部屋の電気は極力消すというのは基本ですが、まだ部屋の照明がLEDになっていないのであれば、LEDに切り替えることで、かなり電気代を節約できます。
乾電池は、充電式を繰り返し使用することで、多少の電気代節約につながります。

 

買い替えも検討

電気代節約という視点でみると、古くなった家電の買い替えというのも一つの選択肢に入ってきます。

 

10年も使っているものですと、そろそろ買い替えの時期になってきてるかもしれませんし、最近の家電は10年前のものと比べて、かなりの省エネ設計になっています。


家電によっては、40%以上の省エネになることもあります。


さらに、省エネ効果が高い家電の購入について、補助金や商品券が出ている自治体もあり、たとえば東京では、「ゼロエミポイント」などがありますので、ご利用してみるのも良いでしょう。


《参考》
ゼロエミポイント https://www.zero-emi-points.jp/

契約アンペア数の変更

もし、普段生活をしていて、今までほとんどブレーカーが落ちたことがないというのであれば、大手電力会社によっては、契約アンペア数を変更することで、電気代の基本料気をおさえることができます。
ブレーカーが落ちたことがないというのであれば、必要以上のアンペア数で契約しているかもしれませんので、契約アンペア数の見直しも、電気代節約の一つの選択肢です。