催眠術ってヤラセなのかガチなのか?

催眠術ってヤラセなのかガチなのか?

催眠術って聞くとうさんくさいと思う人も多いと思いますが、ヤラセなのかガチなのか、実際、催眠術を体験してみました。

催眠術ショー、これってヤラセ? それともガチ?

皆さんは、催眠術にかかったことありますか?

 

実は、私は以前、催眠術ショーに行ったことがあります。

 

友達と3人で屋外イベントに行ったとき、会場の一角でショータイムみたいな形で行われていて、ちょうど時間があったので見てみようとなったのです。
ショーは1時間で、始まるまで30分ぐらいあったのですが、ちょうど催眠術を体験したい人を募集していて締め切り間近でした。
こんな経験は滅多にないということで、私はショーに参加することにして、友達2人はショーが始まるまで別のブースを見て歩くことになりました。

 

催眠術ショーというとテレビで見たことあるという方も結構いると思いますが、
催眠術師が「さあ、私の目を見て・・・ 眠って・・・」でいきなりタレントさん、芸人さん、アイドルが催眠術にかかってしまうというシーンがよくあります。

 

そんなバカな。
あんなことができるんだったら、怖くて街を歩けないよ
あれ、絶対にヤラセだよね
タレントさんとかは、催眠術かかったほうが注目浴びるし、忖度してかかったフリしてるんじゃない?
テレビ局とかで事前打ち合わせしてるんだよね。

 

こう思っても無理ないと思います。

 

催眠術なんかヤラセなんでしょ? 私に催眠術かけられるもんならかけてみなさいよ!

 

みたいな変な反抗心と好奇心で催眠術ショーに参加してみることにした私。

 

参加応募すると、ステージの奥にある事務室みたいなところに連れて行かれました。
何が始まるのかと思ったら、いかにもうさんくさそうな催眠術師の人が入ってきました。

 

ほら、おいでなすったw
今さら事前に集めておいて、サクラになってくれ、催眠術かかったフリしてくれって言うんじゃないでしょうね・・・

なんて思っていると、椅子に座らされて前方の高い位置にある点滅するライトをゆっくり深呼吸しながら見つめるように言われました。

 

5分ぐらいすると、今度は催眠術師が一人一人、椅子に座っている人達の前にいき催眠術をかけはじめました。
いよいよ私の目の前にも催眠術師が来て、座っている私の目線よりも少し高い位置で、今度は催眠術師が持った点滅するペンライトをみつめるように言われました。

 

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さあ、この点滅するペンライトをみつめてください。
目をそらさないで・・・ そのままゆっくりと深呼吸をしてください。
そう・・・吸って・・・吐いて・・・
吸って・・・吐いて・・・
そのままゆっくりと深呼吸をしていると、だんだん心がおだやかになってきます。
そして、そのままあなたはゆっくりと催眠状態へ入っていきますよ。


 

ほら、吸って・・・吐いて・・・
催眠状態に入ってくると、だんだんと体の力が抜けていきますよ。
ほら、足がどんどん重くなってきますよ。そして腕も重くなってきます。
だんだんと、鉛のようにおもーくなっていきます。
そう、どんどん重くなる。
足も手も鉛のように重くなって、疲れた感じがしますよ。


 

 

さあ、今度は、瞼の力も抜けてきますよ。
そう、瞼がだんだーんと重くおもーくなってきますよ。
ほら、瞼が重くて疲れてきます。
それと同時に眠くなってきて、どんどん瞼が下がってきますよ。
眠くなって・・・ 瞼がどんどん下がってくる
あなたはもう完全に催眠状態に入りましたよ。


 

瞼が下がると、さらにもっとどんどんと体から力が抜けて重くなっていきますよ。
そして、リラックスしてとっても気持ちいい気分です。
しばらくこの心地よい催眠状態を楽しんでいてください。


 

完全に催眠術にかかっておちてしまう私w

ショーのステージに立ったときは既に軽い催眠状態?

催眠状態のまま目を覚まされ、そのままステージに
つまり、催眠術ショーがはじまり、登場したときには私たちはすでに催眠術をかけられていて、軽く催眠術がかかったような状態にされています。

 

だから、催眠術師が

 

さあ、私が指をパチン!と鳴らすと、立ったままそのまますぐに催眠状態に入ってしまいます。


右側のコンテンツということで、指を鳴らされただけで、立ったまま頭の力が抜けて立ったままガクンとうなだれて瞬時に催眠状態に入ってしまう私。
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私のことをステージの下から見ていた友達は、私がステージに入ってくるなり、なんか変だと感じたらしいです。
なんか感情が抜けて、少しとろんとした眠そうな表情だったらしいです。

 

友達は、こんな感じだったと言っています。
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ステージに登場したときは、まだごくごく軽い催眠状態だったはずですが、確かに、少し眠くてとろんとした感じはしていました。
いかにも催眠術かかっていますというような表情ではなく、見る人が見れば、

 

もしかして、催眠術かけられちゃってる? 

 

というレベルの変化のようです。

 

催眠中のことは全て覚えていて、自分がやっていることもわかっているし、自分が今、催眠術にかけられて催眠状態にされているということもわかっています。
ただ、変性意識になっているせいか、ちょっと判断力がなくなっていて、おかしなことをさせられても、それが恥ずかしいとか、おかしいとか、そういう催眠暗示に対する批判的な脳のフィルターが溶かされて、そのまま全て受け入れてしまっている感じなのでしょうか。

 

いずれにしろ、不思議な体験でした。

結局、催眠術ってヤラセなの? ガチなの?

結論から言うと、私は忖度なしでかかったわけだし、ガチだと思います。

 

でも、ズルいよねっていうのが本音です。

 

催眠術ショーでは、いかにも私は指を目の前で鳴らされただけで催眠状態になってしまう感じでしたが、実際にはその前に予備催眠みたいなものをたっぷりと30分に渡りかけられてるわけだし。

 

なんかこれでは、私がチョロすぎる人間だと思われてしまうじゃない!

 

催眠術ショーによっては、事前に予備催眠とかしないケースも多いらしいのですが、その場合だと、たとえば10人ステージにあげて、その中で催眠術にかかりやすい3人ぐらいをターゲットにしてやったりするらしいです。

 

まあ、事前に軽い催眠状態にしているんだから、仕込みありのヤラセとも言えなくもないけど、実際に催眠術にかかっちゃったのも事実だから、ガチと言えばガチなんだと思う。

テレビの催眠術ショーはいい所取り?

テレビでやってる催眠術ショーは、タレントさんが催眠術師にパチンと指を鳴らされただけで、深い催眠状態になり、その後、もう操り人形のように操られまくりというような感じの番組が多くなっています。

 

でも、テレビでの催眠術ショーで放映されたりする部分というのは、今回の催眠術ショーの私でいうと、まさに催眠術ショーのステージにあげられたあとだけを放映されているようなものです。

 

つまり、私がステージに上がる前に、30分にもわたってじっくりと予備催眠をかけられていた部分は放映されないことが普通です。
だからこそ、指鳴らしただけで催眠術にかけられような魔法みたいな感じで催眠術がとらえられてしまったり、それゆえにヤラセだみたいに思われたりもしてしまうのでしょう。

 

これにはいろいろな理由があると思います。
放映時間が限られていて、そんな予備催眠から放映していたら尺が足らないというのも1つの理由だと思います。

 

あと実際の予備催眠の段階から放送すると、テレビを見ていて催眠術にかかってしまう人も結構いるみたいなので、それを避けるためもあるみたいです。
だからこそ、テレビの催眠術ショーなどでは、「この映像を見て催眠術にかかることはありません」といったようなテロップがあったりします。

 

実際にテレビをみていて催眠術にかかってしまうような、本当の催眠誘導の肝となる部分は放映しないのです。