

ジメジメとした梅雨の季節がやってくると、頭を悩ますのが洗濯物問題です。
雨の日が続き「なかなか乾かない」「生乾きのニオイが気になる」といった悩みも多いと思います。
梅雨時は、もう洗濯物が乾かない三重苦、四重苦といった状態の環境です。
まずは高い湿度で、空気中の湿度が非常に高くなっているため、洗濯物から水分が蒸発しても、周囲の空気がすでに水分を多く含んでいるためになかなか乾きません。
これは、わかりやすいイメージで喩えてみると、湿ったタオルで別の湿ったタオルを拭いているような感じです。
そして夏ほど高温ではないことがあげられ、気温が低いと当然水分が蒸発するスピードも遅くなります。
日照時間が少ないことも大きく影響していて、梅雨時は雨や曇りの日が多く、日差しが少ないため、気温が上がりにくいだけでなく、太陽の恵みを受けにくいのです。
洗濯物を乾かす理想は、なんといってもやっぱり太陽光で、太陽光には、洗濯物を乾かすだけでなく、殺菌効果や消臭効果もあり、生乾きのニオイの原因となる雑菌が繁殖も抑えることがでいますが、こうした太陽光の恩恵が受けにくくなってしまうのです。
外は雨だし、もう部屋干ししかないといことで、部屋干しをしても、窓を閉め切ったままだと洗濯物から蒸発した湿気が室内にこもり、さらに乾きにくい状況になってしまいます。
それでは、梅雨時に効率的に洗濯物を乾かすコツをいくつかご紹介します。

面倒くさいので一度にと洗濯機に洗濯物を詰め込みすぎてしまうと、十分に脱水ができず、洗濯物同士が重なり合って風通しが悪くなります。
そうすると、その分余計に乾かさなくてはならなくなってしまいます。
洗濯物の量は、洗濯機の容量の7~8割程度に抑えるのが理想と言われています。
さらに脱水ですが、可能であるなら通常の脱水に加えて、追加で数分脱水をすることで、洗濯物に含まれる水分をより多く絞り出すことができます。
「脱水のみ」のコースや、脱水時間を調整できる機能が付いている洗濯機であれば、これらの機能を利用して追加脱水することができます。
洗濯機から洗濯物を取り出して、干す前にはシワを伸ばしてから、間隔を空けて干すようにします。
こうすることで洗濯物の表面積が広がり、風の通り道ができることで乾燥効率が高まり、乾く時間を短縮できます。
特に厚手の衣類やタオルは、丁寧にシワを伸ばしてから、またハンバーにかけて干す場合、隣の洗濯物との間隔を5cm以上開けると良いでしょう。
また、厚手の衣類やパーカーは、針金ハンガーなどを利用して立体的に干すと内側にも風が通りやすくなりますし、ズボンやスカートは、筒状になるように干すと効率的に乾燥させることができます。
部屋干しをするのであれば、扇風機やサーキュレーターを使うと効率的で、洗濯物の下から風を当て、振り機能を使って、全体に風が行き渡るようるようにします。
こうすることで、湿った空気を効率的に飛ばし、乾燥を促進します。
エアコンや除湿器があるのであれば、エアコンの除湿機能や除湿器で室内の湿度を下げることで、洗濯物の水分が蒸発しやすい環境を作って、乾燥効率を高めます。
これらを使うことで洗濯物の乾燥時間を大幅に短縮できます。
特に、エアコンの「再熱除湿」機能は、洗濯物の乾燥に効果的です。
部屋干しなら、できれば避けたい場所があります。
それは、湿気がこもりやすい場所、人の出入りが多い場所です。
湿気がこもりやすい場所とは、具体的には窓のない部屋、換気が難しい狭い空間などで、こういう場所では洗濯物が乾きにくく、生乾きのニオイの原因になりやすいので注意が必要です。
人の出入りが多い場所は具体的には、ドアの開閉によって室内の温度や湿度が変動しやすい場所で、こうした場所も洗濯物の乾燥の妨げになったりします。
また洗濯物と家具の間に湿気がこもりやすく、カビの原因になるので、家具のすぐ近くには干さないほうが良いでしょう。
洗濯物の生乾き臭の対策ですが、その原因をなくすことが大切です。
洗濯物の生乾き臭の原因は、洗濯で落としきれなかった皮脂汚れや洗剤成分が、湿った状態で放置されることにより、そこに雑菌が繁殖して嫌な臭いを発生させてしまうことが原因で、特に、モラクセラ菌という菌が原因となることが多いとされています。
湿った状態で放置されることにより、雑菌が繁殖するわけですが、洗濯物が完全に乾ききっていないと、わずかな湿気でも雑菌が繁殖しやすくなってしまうので、しっかり乾燥させることが大切です。
また洗濯機の洗濯槽にカビや汚れが溜まっていると、洗濯物に雑菌が移り、生乾き臭の原因になることがありますし、洗剤や柔軟剤が洗濯物に残りすぎると、雑菌のエサになったり、臭いの原因になったりすることがありますので、洗濯機の洗濯槽をしっかりと掃除したり、しっかりとすすぐことも大切です。
洗濯のコツのところで、洗濯物を詰め込みすぎないということを紹介しましたが、洗濯物の詰め込みすぎは、洗濯物が乾きにくくなるだけでなく、汚れが落ちにくくなり、すすぎ残しの原因にもなり、これが生乾き臭の原因にもつながります。
泥汚れや食べこぼしといったひどい汚れは、洗濯前に軽く手洗いしておくことで臭いの原因となる菌を減らすことができます。
洗濯機の標準コースでしっかり洗うことは基本ですが、水のためにすすぎ1回にしている場合で、生乾き臭が気になる場合は、菌や洗剤残りを防ぐためにも、すすぎ2回以上にすることがオススメです。
また、色柄系のものにも使える酵素系漂白剤を使うことで、除菌・消臭効果が期待できます。
色落ちしにくいものであれば、40~50℃程度のお湯洗いをすると汚れ落ちがよくなり、除菌効果も期待できます。
柔軟剤は使いすぎないことが大切で、静電気を防ぎ、衣類を柔らかくする効果が柔軟剤は、使いすぎることにより吸水性が悪くなったり、菌のエサになることがあります。
洗濯機で洗濯したら、すぐに干すことも重要で、2時間以上放置すると雑菌が繁殖しやすくなり生乾き臭が発生しやすくなります。
しっかり乾燥させるためにも、風通しの良い場所で、部屋干しならば扇風機や除湿機も活用して、間隔を空けて干すと良いでしょう。
乾燥機が活用できるのであれば、それがベストで、高温で乾燥させることができるため、雑菌の繁殖を抑え、生乾き臭を防ぐことができます。
洗濯機の洗濯槽は、市販の洗濯槽クリーナーを使って、月に1回程度掃除をすると良いでしょう。
また洗濯機は、洗濯が終わった後や使用しないときは、洗濯機のフタを開けておくと、湿気がこもりにくくなり、カビの発生を抑えることができます。
その他、生乾き臭を防ぐ方法としては、衣類の材質によっては、洗濯時に消臭効果がある重曹やセスキ炭酸ソーダを少量加えてみたり、つけ置き洗いに使用したりするのも良いですし、
完全に乾いていなくても、アイロンを使ってアイロンの熱で菌を死滅させてしまうという方法もあります。
衣類の材質にあった方法で、いろいろと試してみると良いでしょう。