
現在は、誰もがWebを使って情報発進できる時代です。
老若男女問わず、誰もがブログを書いたり、twitterでつぶやいたり、Facebookで近況や自分の考えを述べたり、InstagramやPinterestで写真・画像、Youtubeやニコニコで動画を投降することもできます。そんな中で、きちんとあるテーマについてまとまった情報を発信しようと考えると、サイト(ホームページ)を作っていくというのは一つの有力な方法になってきます。
せっかくサイトを作っても、誰も来てくれないのでは張り合いがありません。
Webを見ている人が、作ったWebサイトを訪問してくれる経路はいくつかあります。
この中で多くの流入が期待できるのがGoogleやYahoo、Bingなどの検索エンジンを経由した流入です。
多くの人はサイトのURLを覚えず、GoogleやYahoo、Bingなどで検索をして作成したWebサイトを訪れています。
検索エンジンにキーワードを入れ、その結果で上位表示されれば、それだけ作成したWebサイトの訪問者を増やすことができます。
逆に言うと、検索エンジンで内容にあったキーワードで上位表示されなければ、役に立つWebサイトを作ったとしても、あまり多くの人には利用されません。
そして、その検索エンジンで上位に表示させて訪問者を増やすための技術がSEO(Search Engine Optimization)です。
SEO(Search Engine Optimization)をそのまま日本語に訳すと、「検索エンジン最適化」となります。
つまり、SEO対策をしっかり行うことで、検索エンジンで作成したWebサイトを上位表示させ、サイトの訪問者数を増やすことができるようになります。
SEO対策というと、やたらに外部リンクを集めたり、内容の薄いサテライトページをたくさん作るといったことがやられていましたが、Googleなどの検索エンジンは賢くなってきていて、こうした内容のないうわべだけの見せかけテクニックでのSEO対策は効果がないばかりか、逆にペナルティをくらってしまう原因になります。
Googleは、「日本語検索の品質向上にむけて」を発表し、はっきりと『オリジナルで有用なコンテンツを持つ高品質なサイトが、より上位に表示されるようになります。』と発表しています。
つまり、SEOの王道は、オリジナルの付加価値のある良質なコンテンツをたくさんつくり、継続的に運用していくということが、重要になってきます。
そして、Googleも発表しているとおり、コピペしていたり、外注などによって量産されているようなページは評価されなくなります。
そこで、ますます訪問者の役に立つ付加価値のあるオリジナルなコンテンツというものの評価があがってきます。
付加価値のあるオリジナルコンテンツとはどういったものなのでしょうか。
まずは、『オリジナルコンテンツ』について考えてみます。
『オリジナル』、『コンテンツ』という言葉を辞書などで調べると次のようになります。
オリジナルを国語辞書で調べると、次のような内容のことが記載されています。
文章をただコピペしただけや、文末の言い回しを変えただけ、単語を類義語に置き換えただけ、文章の順番をちょっといじっただけといったものは、コピーサイトと判断され、検索エンジンからも嫌われてしまいます。
コンテンツ(contents)は、中身、内容、趣旨という意味の英単語であるが、最近ではテレビ、インターネットなどで伝達される「情報の内容」という意味で使われています。コンテンツ振興法(コンテンツの創造、保護及び活用の促進に関する法律)では、「文字、図形、色彩、音声、動作若しくは映像若しくはこれらを組み合わせたもので、人間の創造的活動により生み出されるもののうち、教養又は娯楽の範囲に属するものと定義されています。
具体的には、文芸、写真、映画、音楽、演劇、マンガ、アニメーション、コンピュータゲームなど、さまざまなものが含まれることになります。
サイトで言えば、サイトの記事に出てくる文章はもちろん、図表、画像、音声、動画といったものもコンテンツになりますし、さらには判定診断したり、検索したり、クイズといったといったものもコンテンツということになります。
オリジナルとコンテンツの意味や定義を合わせて考えると、オリジナルコンテンツは、独自の視点で、文章・画像・音声・動画などをいろいろな形で表現したものになります。
オンリーワンの独自で作った画像や動画もオリジナルコンテンツになりますし、文章で書いてあった内容を分かりやすく図表にまとめてもオリジナルコンテンツになります。(どこかのサイトの図表を少し変えただけというのはオリジナルにはなりません)
文章について、同じ内容であったとしても、例えば子供向けに専門用語やわかりにくい表現をかみ砕いてわかりやすく説明しているといった形であればオリジナルコンテンツになり得ます。
次に付加価値について考えてみます。
『付加価値』については、「他にはない独自の価値」ということになります。
『独自』ということばであれば、『オリジナル』と変わらないと感じるかもしれませんが、『他にはない価値』というのが『付加価値』を考える上でのポイントになります。
サイトの評価は、『付加価値』によって決まるといっても過言でないくらい重要な要素で、それだけにハードルも高いと言えます。
ここで1つ、オリジナルコンテンツと付加価値のあるオリジナルコンテンツの違いがわかるように事例をあげてみます。
サイトAというものがあり、その情報をもとにサイトBが作られていたとします。
ここで1つ、オリジナルコンテンツと付加価値のあるオリジナルコンテンツの違いがわかるように事例をあげてみます。
サイトAというものがあり、その情報をもとにサイトBが作られていたとします。
サイトA
白文鳥の情報:
サイトB
白~クリーム色のボディーとピンク色のコントラストが美しい白文鳥は、スズメ目カエデチョウ科の小鳥で、手のりにもなることからペットとしても飼われています。
白文鳥のエサは雑食性なので種子を好んで食べ、1度に球状の巣に卵を5~7個産んでヒナを育てていきます。
とても可愛い小鳥です。
サイトBは、サイトAをもとに作成したということですが、記載されている内容はほぼ一緒です。
読みやすく分かりやすくした文章にしたということであれば、「サイトAの内容 = サイトBの内容」であったとしても、単なるコピペとか類義語への変換とか、文書の順番の入れ替えのみのサイトとは違い、独自に内容をかみ砕いたり、理解しやすい順番に並べたり、関係あるものを近くにして組みなおしていたり、読みやすい文章にしているという点では独自に検討が加えられているので、オリジナルコンテンツと言えます。
しかし、サイト閲覧者は、サイトBからは、わかりやすいとはいえ、新しい情報、付加価値がついた情報は得ることができません。
つまり、わかりやすいかどうかは別として、情報をGETするということであれば、サイトAだけみれば良いということになります。
そこで、オリジナルコンテンツだけではない、付加価値のあるものが必要になってきます。
サイトで『付加価値』があるコンテンツということを考えると、次のようなものがあげられます。
いずれも、サイト訪問者が得をしたと思えるようなコンテンツが、『付加価値のあるオリジナルコンテンツ』ということになります。
ひと言でいうと、「このこと調べるなら、このサイトよね!」と言われるようになることが理想とも言えます。